DUCATI - air cooled 2valves

400 SS Junior (1992)/900 SS (1992)

400 SS Junior (1992) ジュニア

　空油冷デスモドロミックSOHC2バルブLツイン。1992年400ジュニアはモデルチェンジ。車体デザインは基本的に900SS(1992)と共通で、同様にフルカウルモデルとハーフカウルモデルが用意された。排気系が2into1に見直され、Fフォークは倒立式に変更、後輪支持もプログレッシブサスペンションとなった。900と異なり排気管は黒塗装仕上げ。ミラーは黒。Rショックのスプリングは900が黄色なのに対して400は赤。オイルクーラーは装備しない。車体色は赤のみで900と同じ3本スポークキャストのホイールは白。ブレーキは前輪左側にブレンボ製4ポットキャリパ+フローティングローターをシングルで装備、後輪はリジッドマウントのシングルディスク。タンデムグリップを装備し、ダブルシートだがパッセンジャーシート部分をシングルシート風にカバーする2ウェイシートカウルを新採用した。

900 SS (1992) 

　空油冷デスモドロミックSOHC2バルブLツイン。SSはSuperSportの意。ハーフカウル仕様とフルカウル仕様が用意された。1992年は新色としてメタリックブラックを追加。従来のイタリアンレッドに黒塗装のホイールが装着されたのに対してブラックモデルでは白塗装ホイールが装着された。トラス構造のクロモリ鋼管でラティスフレームと呼ばれるシャーシは1992年モデルで剛性アップが図られている。ホイールは前後17インチの3本スポークキャストで、フロントブレーキはブレンボの4ポットキャリパにフローティングマウントのディスクをダブルで装備。空冷Lツインは前側水平シリンダ下にオイルクーラーを吊って空油冷を謳う。Fフォークは倒立式でダンピングとイニシャルプリロードの調整機構を装備、後輪マウントはヤマハのモノクロス状のシングルショックでプログレッシブリアサスペンションとカタログ表記される。最大出力は後輪側で73ps/7000rpm。ミッションは6速。カウリングはナックルカウルがサイド部分と一体になる分割で、ハーフカウル仕様ではインテークが設けられるなどサイドパーツのデザインが異なる。フルカウル仕様ではサイドのインテークはオイルクーラー脇のみ。排出口は設けられていない。タンデムグリップを標準装備を装備し、ダブルシートだがパッセンジャーシート部分をシングルシート風にカバーする2ウェイシートカウルを新採用した。

900SL (1993)

  北米での価格は1993年当時$9800-、同年フランスでの販売価格は72850F。