HONDA - E

Express (1983)/EZ-9 (1990)/EZ Snow (1991)

Express (1983) エクスプレス

　空冷2stピストンリードバルブシングル49cc。前後16インチホイールを採用した、スーパーカブ+ステップスルーの車体にスクーターの自動変速エンジンを搭載したモデル。5.2psエンジンを搭載し、後に考案されたスクーターモトクロスという新しい遊びで圧倒的な戦闘力を持っていたためレギュレーションで出場が禁止されてしまった経緯がある。

EZ-9 (1990)

　強制空冷2stピストンリードバルブシングル89.7cc。1990年9月発売。F12、R10インチのディッシュホイールにオフタイヤを履き、フェンダーまで一体としたフルカバードの小さなボディに、エンジンブレーキがかかる構造とされたVベルトオートマチックの新設計エンジンを搭載する新感覚ファンバイク。樹脂製のボディは塗装ではなくそのままカラー樹脂で成型され、傷を目立たなくするよう配慮されていた。Fテレスコピック、Rはモノサスで、スイングアームに設けられたRフェンダーはRショック下部のガードを兼ねる構造。ボディと一体とされたFフェンダーやテール部分に設けられたくぼみなど車体をつかむところを提供するつくり。ブッシュガードを標準装備。ブレーキは前後ドラム。公道走行不可。

EZ Snow (1991)

　強制空冷2stピストンリードバルブシングル89.7cc。1991年12/16発売。EZ-9(1990)の足回りを雪上走行用に変更したファンライドモデル。公道走行不可。前輪をアルミスキー+樹脂カバーのソリ、スイングスキーに置き換え、後輪はスノーモビル状のトラックベルトユニットとされる。トラックベルトは290mm幅のナイロンゴム製。無段変速オーとマチックのエンジンやボディはまったく共通でサイドのロゴもEZ-9と入る。発売価格は\350000-。