HONDA - 50to125 Scooter

Lead80 (1982)/Lead90 (1988)/Lead100 (1998)/Lead125 (1982)/Spacy125 Striker (1983)/Spacy125 (1987)

50cc Scooter / over125 Scooter

Lead80 (1982) リード

　空冷2stリードバルブシングル79cc。男性をターゲットとしたスクーターで「スクーターGT」の愛称が付けられていた。Fのリーディングリンク式サスペンションには本格的なダンパーが設けられ、ホイールはアルミ製。同年Lead50も存在し、50と80は基本的に共通の車体だが80は二人乗り仕様となる。レッグシールドの内側に物入れを備える。

Lead90 (1988) リード

　空冷2stピストンリードバルブシングル89cc。フルモデルチェンジでロング&ワイドのデザインとされ、前後10インチホイールには渦巻きデザインのキャストホイールを採用しチューブレスタイヤを履く。シート下のヘルメット収納機構を備えたうえで、7.2Lのタンク容量を確保する。給油口をフロア横に装備して利便性と高級感のアップを図る。Rキャリアを標準装備。

Lead125 (1982) リード

　空冷2stシングル124cc。アルミシリンダ採用の5ポートエンジンを搭載するスポーティスクーター。メーターパネル内にはスピード、タコ、フューエルメーターが並ぶ。前後10インチのゴールド塗装キャストホイールを履き、銀と赤の塗り分けがメインカラーでシートは赤という派手目の装い。

Lead100 (1998) リード

　空冷2stシングル　ピストンリードバルブ 101cc。テレスコピックフォーク装備のスクーター。1998年モデルではフレームが新設計され、エンジンはボアを3mm広げて101ccエンジンとなった。酸化触媒の採用により排ガス規制をクリアし、かつ吸気形の見直しにより燃費も向上させている。前輪ディスクブレーキは後輪とコンビネーションブレーキシステムを構成する。前後100/90-10、5本スポークのキャストホイール。テールにはタンデムグリップ部を備えるキャリアを標準装備。またメインスイッチの改良、センタースタンドロックの採用などによりセキュリティも強化された。車体は50ccのLEAD (1998)と共通。

Spacy125 Striker (1983) スペイシー　ストライカー

　水冷4stSOHC2バルブシングル124cc。リトラクタブルヘッドライトを採用した未来志向デザインのスクーター。デジタルメーターはオプションとされた。ボディ前面にダクトを設けてあり、ラジエーターの廃熱は足元に導くことができた。

Spacy125 (1987) スペイシー

　水冷4stSOHC2バルブシングル124cc。スタイリングを丸みを帯びたデザインに前面変更。ヘッドライトもリトラクタブルを廃し、ボディ側にビルトイン。ホイールベースを長めにとり安定性をねらうとともにFサスにはアンチノーズダイブ機構を採用。前後に樹脂バンパーが付き、Rキャリアを標準装備。このキャリアはステー部分がパッセンジャーのグリップを兼ね、その部分を樹脂でカバーするSpacy250 Freeway(1986)で取られたのと同じ方式。エンジンスペックに変更はない。