HONDA - X


X4 (199-)/X4 TypeLD BLACK SPECIAL (2003.6)/XE50 (1976)/XE50-II (1978)/XE75 (1976)/XE75-II (1978)/Xelvis (1992)


X4 (199-)

 水冷4stDOHCインライン4 1284cc。CB系4気筒をロー&ロングの車体に搭載したドラッグレーサーイメージのモデル。最高出力は国内自主規制値の100ps(/6500rpm)に抑えられているが、トルクは12.3kg*m/5000rpmを発生。カタログコピーは「トルクアート」。前輪120/70ZR18、後輪190/60ZR17の太いタイヤが雰囲気をかもし出す。2連メーターはメッキを施した砲弾型。ブレーキはトリプルディスク。凝ったデザインのライダーズシートで着座位置を低く見せるリアまわりで後輪を支えるのは角型断面アルミスイングアームと2本ショック。そのスイングアームピボットを覆う巨大なステップホルダーがマッチョスタイルのサイドビューを演出する。フレームは鋼管ダブルクレードル。マフラーは短くカットされたメガホンタイプで左右2本出し。

 発売 19- 全長 2330mm 全幅 745mm 全高 1140mm 軸間距離 1650mm シート高 730mm 最低地上高 -mm 重量 - 乾燥重量 249kg 整備重量 -kg  水冷4サイクルDOHC4バルブ並列横置4気筒 1284cc ボア*ストローク 78*67.26mm 圧縮比 9.6- 最大出力 100ps/6500rpm 最大トルク 12.3kg ・m/5000rpm 始動方式 セル  潤滑方式 - オイルポンプ型式 - オイルフィルター型式 - 点火方式 トランジスタ キャブレタ - 点火プラグ - クラッチ - 変速機 5速 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター 31゜00′ トレール 135 mm  Brake F - Brake R - SusF - Dumper F - SusR - Dumper R - TyreF 120/70ZR18 TyreR 190/60ZR17 タンク容量 15L オイル容量 -L バッテリ - 登坂力 -度  定地燃費 21.6km/L 車両価格 \890000-(199)japan 

X4 TypeLD BLACK SPECIAL (2003.6)

 水冷4stDOHC4バルブ 並列4気筒 1284cc。X4 LD(ローダウン)のホンダプロス店特別仕様車。2003年6月24日発表、同年6月27日発売。限定200台。主な変更点はエンジンなどをブラックアウトして全体を黒でまとめたカラーとホンダでレースを戦うショップであるヤマモトレーシングのスリップオンサイレンサの装備。

 ブラックアウトされたパーツはクランクケース、シリンダ、ホイール、ステップホルダー、タンデムグリップ、トップブリッジ、タンク上のメーターカバー。塗装の「ブラック」は専用色。ヤマモトレーシングを装着するサイレンサはチタン製2本出しで左右合計5.2kg。サイレンサは登録後にプロス店で装着される。プロス店希望小売価格は\940000-。沖縄は\10000-高。

 発売 2003.6.27 型式 BC-SC38 全長 2330mm 全幅 745mm 全高 1130mm 軸間距離 1645mm シート高 720mm 最低地上高 125mm 重量 -kg 乾燥重量 -kg 整備重量 -kg 乗車定員 2人 最小回転半径 3.0m 水冷4サイクルDOHC4バルブ並列横置4気筒 1284cc エンジン型式 SC38E ボア*ストローク 78.0*67.2mm 圧縮比 9.6:1 最大出力 100ps(74kW)/6500rpm 最大トルク 12.3kg*m(121N*m)5000/rpm 始動方式 セル  潤滑方式 圧送飛沫併用 オイルポンプ型式 - オイルフィルター型式 - 点火方式 フルトランジスタ式バッテリ  キャブレタ VEPC 点火プラグ - クラッチ 湿式多板コイルスプリング 変速機 常時噛合式5段リターン 変速比 3.083/2.062/1.545/1.272/1.130 1次減速比 1.652 2次減速比 2.277 フレーム 鋼管ダブルクレードル キャスター 31"00'  トレール 135mm  Brake F 油圧式ダブルディスク Brake R 油圧式シングルディスク 前輪懸架 テレスコピック 後輪懸架 スイングアーム SusF - Dumper F - SusR - Dumper R - TyreF 120/70ZR18(59W) TyreR 190/60ZR17(78W) タンク容量 15L オイル容量 -L バッテリ - 登坂力 -度  定地燃費 22.0km/L (60km/h定地) 排出ガス適合規制レベル 平成11年規制に適合(二輪車モード規制値g/km : CO-/HC-/NOx- ) 加速騒音規制値 -db 車両価格 \940000-(2003.6.27)japan 

XE50 (1976)

  空冷4stSOHCシングル49cc。オフロード人気の高まりに応えて投入されたミニオフモデルXEの初代。兄弟車XE75(1976)も同年デビュー。Fチュリアーニフォーク、R2段スプリングのショック。ダイヤモンドタイプの鋼管フレームはエンジンをアンダーガードでガードする。Fフェンダーはダウンタイプ。

 発売 1976 全長 1725mm 全幅 710mm 全高 935mm 軸間距離 1105mm シート高 - 最低地上高 190mm 重量 78kg 乾燥重量 - 整備重量 -kg 空冷4サイクルSOHC横置単気筒 49cc ボア*ストローク 42.0*35.6mm 圧縮比 9.5 最大出力 4.5ps/9000rpm 最大トルク 0.37kg ・m/8000rpm 始動方式 キック 潤滑方式 - オイルポンプ型式 - オイルフィルター型式 - 点火方式 マグネトー キャブレタ - 点火プラグ - クラッチ - 変速機 4速 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター - トレール - Brake F - Brake R - SusF - Dumper F - SusR - Dumper R - TyreF 2.50-16   TyreR 2.75-14  タンク容量 5.5L オイル容量 -L バッテリ - 登坂力19度  定地燃費 -km/L 車両価格 \109000-(1976)japan 

XE50-II (1978)

  空冷4stOHCシングル49cc。

発売 - L1725mm W710mm H935mm WB1105mm Weight78kg AirCooled4StrokeSingle OHC 49cc B*S 42*35.6mm Comp.ratio 9.5 MaxP 4.5ps/9000rpm MaxT 0.37kg ・m/8000rpm 始動方式 キック 前進5段リターン SusF Telescopic SusR SwingArm TyreF 2.50-16 TyreR 2.75-14 フレーム - ブレーキF/R ドラム/ドラム 車両価格\119000-(1978)japan

XE75 (1976)

  空冷4stSOHCシングル74cc。オフロード人気の高まりに応えて投入されたミニオフモデルXEの初代。兄弟車XE50(1976)も同年デビュー。Fチュリアーニフォーク、R2段スプリングのショック。ダイヤモンドタイプの鋼管フレームはエンジンをアンダーガードでガードする。Fフェンダーはダウンタイプ。

 発売 1976 全長 1725mm 全幅 710mm 全高 935mm 軸間距離 1105mm シート高 - 最低地上高 190mm 重量 79kg 乾燥重量 - 整備重量 -kg 空冷4サイクルSOHC横置単気筒 74cc ボア*ストローク 48.0*41.4mm 圧縮比 9.0 最大出力 6.0ps/8000rpm 最大トルク 0.57kg ・m/6000rpm 始動方式 キック 潤滑方式 - オイルポンプ型式 - オイルフィルター型式 - 点火方式 マグネトー キャブレタ - 点火プラグ - クラッチ - 変速機 4速 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター - トレール - Brake F - Brake R - SusF - Dumper F - SusR - Dumper R - TyreF 2.50-16   TyreR 3.00-14  タンク容量 5.5L オイル容量 -L バッテリ - 登坂力20度  定地燃費 -km/L 車両価格 \119000-(1976)japan 

XE75-II (1978)

  空冷4stSOHCシングル74cc。XE50の兄弟車。1978から歯型ステップと5速ミッション、オプションだったアップフェンダーを標準装備してXE75-Uとしてデビュー。

 発売 1978 全長 1725mm 全幅 710mm 全高 935mm 軸間距離 1105mm シート高 - 最低地上高 190mm 重量 79kg 乾燥重量 - 整備重量 -kg 空冷4サイクルSOHC横置単気筒 74cc ボア*ストローク  48.0*41.4mm 圧縮比 9.0 最大出力 6.0ps/8000rpm 最大トルク 0.57kg ・m/6000rpm 始動方式 キック 潤滑方式 - オイルポンプ型式 - オイルフィルター型式 - 点火方式 マグネトー キャブレタ - 点火プラグ - クラッチ - 変速機 5速 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター - トレール - Brake F ドラム Brake R ドラム SusF テレスコピック Dumper F - SusR スイングアーム Dumper R - TyreF 2.50-16 TyreR 3.00-14 タンク容量 5.5L オイル容量 -L バッテリ - 登坂力 -度  定地燃費 75km/L 車両価格 \129000-(1978)japan 

Xelvis (1992) ゼルビス

 水冷4stDOHC4バルブVツイン249cc。1991年10/28発売。VT250Fシリーズ、スパーダ (1988)の後継にあたる。普通のロードスポーツとしての快適性を考慮したモデルで、大柄な車体にハーフカウルとアンダーカウルを装備する。キャッチコピーは「遊びに新しいレギュラー」「年中夢中のノリのよさ。」。バイクを中心に置いてくつろいで遊ぶカップルの絵で生活の中のバイクを訴えた。発売はネイキッドモデルが流行した時期であり、ユーザーがカウルを外したとしても不恰好にならないよう、タンクはカウルの下になる部分まで成型されている。開発コンセプトは「広い用途で使え、かつバイクの楽しさを味わえるスポーツバイク」であり、VT系エンジンを使用してはいるがVTシリーズの延長とされてはいない。

  大柄な車体と足つき性を両立するため、再びダブルシートになったシートは細めで小柄なライダーにも対応する。後端にはタンデムグリップも装備。シートは後側にヒンジを持ち、裏側に荷掛けフックを格納、シート下には蓋つきの7Lの収納スペースを確保する。シートカウル下のアシストグリップや、タンデムステップのホルダー部にも荷掛けフックが用意され、積載性をかなり意識する。スパーダで廃されたメインスタンドも取り戻した。
  エンジンはバルブ径をスパーダのIN/EX 24/21mmから23/20.5mmに小径化、バルブスプリングも圧縮時の荷重をIN/EX 45/43.9kgから43.7/42.3kgと抑える。キャブレタは円形ピストンを採用するVD型でメインボアをスパーダの30.2mm径相当、エアファンネルF/R 77.5/68.5mmから、29.6mm径相当、77.5/96mmと変更。キャブレタのスライドバルブはアルミ製となる。2into1の排気系はスパーダでは2室だったサイレンサ部分が3室となり、消音効果を高める。スペックはSpadaの40ps/12000rpm、2.6kg*m/9000rpmに対して36ps/11500rpm、2.6kg*m/8500rpmとその性格付けは明確に低中速の常用域に振られている。またシフトペダルの操作感向上のため、操作荷重を5.5kgから5.0kgに低減化している。
  フレームは鋼管ダブルクレードルでメインチューブには45*30mmの角断面材、ダウンチューブには31.8mm径を使用する。後輪支持は角断面鋼管スイングアームで、シート下のユーティリティボックス設置のため2本ショックとされる。サスペンションの調整機能はこの後輪側のプリロード調整(5段階)のみ。ショーワ製Rショックユニットはダンパー部分にナイトホーク750 (1991)で採用されたNSV機構を使用する。Fフォークもショーワ製でスパーダの37mmに対してインナー35mmと細めに設定される。前後17インチはこの時期ホンダスポーツ一連の6本スポークデザインのキャストホイール。ブレーキは前後シングルディスクでともに右側に装備し、前輪は296mmリジッドマウントのローター+ニッシン製ピンスライド型片押し同径2ポット、後輪はリジッドマウント220mm径ディスク+ニッシン製ピンスライド型片押し1ポットの組み合わせ。OEM装着のタイヤは前後バイアスで2メーカーが用意され、サイズはF/RそれぞれダンロップK505F/K505もしくはブリヂストンG548/G547。車体は乾燥で16kg増の156kg。メーター類は車体側マウントで中央にインジケータ類、水温計、左右にタコをスピードメーターを配する。ハンドルはバータイプ。カウリング右内側の収納ポケットや10箇所の荷掛けフックなどユーティリティ面も充実する。

 スペックデータシート(xlsxファイル)

**参考文献  bikers station No.52 1992/1 インプレッション2頁 宮崎敬一郎氏 (株)遊風社