HONDA - VT


VT250 Spada (1988)/VT250F (1982)/VT250F (1984) (VT250FE)/VT250F (1986) (VT250FG)/VT250F (1987)/VT250F INTEGRA (1983)/VT250F Integra (1985)/VT250F Limited Edition (1985)/VT250F SpecialEdition (1986)/VT250Z (1984)/VTZ250 (1987)/VTZ250 (1988)/VTR (1998)/VT750C2 Shadow (1996)/VTR1000 FireStorm (1997)/VT1100 (1985)/VT1100 C2 Shadow (1995)



VT250F (1982)

 水冷4stDOHC Vツイン248cc。初代VT250F。1982年新型エンジンとしてホンダはV4の展開を進めたが、250クラスにはV2としてこのVT250Fが投入された。ライバル車は明確にヤマハRZ250で、「4サイクルで2サイクルスポーツに勝つ」というテーマがあった。最新技術を注ぎ込まれたマシンはこれまでの250では考えられない超ハイメカを奢られ、水冷90度V型2気筒DOHC4バルブエンジンはRZ250と同値の最高出力35psを11000rpmで発生した。V型のバンク角を90度に設定したエンジンは理論上の一次振動は0であり、バランサーを必要としないため軽量化に貢献する。合計8個のバルブを狭角に配置したシリンダは11.0の高圧縮比のルーフ型。バンク間に配置する2基のキャブレターはコンパクトかつ高吸入効率のバイスターター式スラント型VDキャブレターで250cc初の高級メカ。鋼管ダブルクレードルフレームはコンピュータ解析により薄肉化し、軽量化を徹底。ホイールはオールアルミのブーメランコムスターで、Fホイールには16インチを採用、チューブレスタイヤを装着した。ブレーキは前輪に真綿フィーリングを謳うインボード・ベンチレーテッド・ディスク、後輪はドラム式。懸架方式は前輪テレスコピック(エアサスペンション)、後輪プロリンクで、フロントフォークにはねじれ剛性を高めるスタビライザーを装着。伸びの少ないシール付ロングライフチェーンを標準装備。兄弟車VF400F(1982)と同様の形状のビキニカウルを装着するが、こちらはウィンカをビルトイン。テールの灯火類も一体式としてテールカウル下に収められる。同1982年国内認可されたカウリング装着をデザイン初期から前提としており、赤く塗られたフレームなどデザイン面でもエポックメイキングだった。重量は乾燥で149kg。1984年に2世代目VTへモデルチェンジ。

 発売 1982 全長 2000mm 全幅 750mm 全高 1175mm 軸間距離 1385mm シート高 - 最低地上高 -mm 重量 149kg 乾燥重量 - 整備重量 -kg 水冷4サイクルDOHC横置V型2気筒 248cc ボア*ストローク 60*44mm 圧縮比 11 最大出力 35ps/11000rpm 最大トルク 2.2kg ・m/10000rpm 始動方式 セル 潤滑方式 - オイルポンプ型式 - オイルフィルター型式 - 点火方式  - キャブレタ - 点火プラグ - クラッチ - 変速機 6速 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター - トレール - Brake F - Brake R - SusF - Dumper F - SusR - Dumper R - TyreF 100/90-16 TyreR 110/80-18 タンク容量 -L オイル容量 -L バッテリ - 登坂力 -度  定地燃費 -km/L 車両価格 \399000-(1982)japan 

VT250F INTEGRA (1983) インテグラ

「空力の粋を極めたフルフェアリング装備。誕生、エアロダイナミクス・クォーター。」

 水冷4stDOHC Vツイン248cc。VT250F(1982)にフルカウルを装着したバージョン。VT250F発表の翌年にあたる1983年6月15日発売。空気抵抗係数(μaA)0.00183をカタログで謳い125ccクラスに匹敵するとした(※μaA=1/2×ρ(空気密度)×Cd(抗力係数)×A(全面投影面積))。ベースモデルVT250FのμaA=0.00195で、これらの数値はともに二名乗車時のもの。整備性を考慮してアンダーカウルの固定は脱着の容易なロードレーサーと同じクリップ式。エンジンは最高出力を5psアップし40psを12500rpmで発生。Rタイヤは18インチから17インチに変更された。カウル装着にともない60W/55Wヘッドライト、メーターパネルはフレームマウントへ変更。タコメーターは電気式。カウル内に設置するオプションとして時計、電圧計、高度計が設定された。ミラーはハンドルマウント。プッシュキャンセル式のウインカが採用された。乾燥重量は152kgと3kg増に留まる。

型式:MC08 発売:1983/6/15 全長:2000mm 全幅:750mm 全高:1190mm 軸間距離:1385mm シート高:780mm 最低地上高:150mm 重量:165kg 乾燥重量:152kg 整備重量:-kg エンジン型式:MC08E エンジン種類:水冷4サイクルDOHC4バルブ横置90度V型二気筒 248cc ボア*ストローク:60.0*44.0mm 圧縮比:11.0 最大出力:35ps/11000rpm 最大トルク:2.2kg ・m/10000rpm 始動方式:セル 潤滑方式:圧送飛沫併用式 オイルポンプ型式:- オイルフィルター型式:- 点火方式:フルトランジスタ キャブレタ型式:VD6 点火プラグ:- クラッチ形式:湿式多板コイルスプリング 変速機:常時嚙合式6段リターン 変速比:2.562/1.850/1.478/1.240/1.074/0.965 1次減速比:3.214 2次減速比:- フレーム形式:ダブルクレードル キャスター:26°30' トレール:91mm 前ブレーキ形式:油圧式ディスク(インボード・ベンチレーテッドディスク) 後ブレーキ形式:機械式リーディングトレーリング 前懸架方式:テレスコピック(円筒空気バネ併用) 後懸架方式:スイングアーム(プロリンク) 前タイヤサイズ:100/90-16 54S 後タイヤサイズ:110/80-18 58S タンク容量:12L オイル容量:2.5L バッテリ:- 最小回転半径:2.6m 登坂力(tanθ):0.46(約25°) 定地燃費:45km/L(50km/h) 車両価格:\450,000-(1983)japan カラー:コルチナホワイト、モンツァレッド

VT250F (1984) VT250FE

 水冷4stDOHC Vツイン248cc。2世代目VT250F。1984年、VT250F(1982)はフルモデルチェンジを受け、タンクと続くデザインのボディマウントのハーフカウルを装着したややツーリング志向のモデルとなった。エンジンも全面的に見直され先代から5psアップの40psを1500rpm高い12500rpmで発生する。単に高回転指向にして搾り出したわけではないことは、最大トルクの発生回転数が11000rpmへ引き上げられていることからも読み取れる。フレームは角型断面の鋼管によるダブルクレードルで、16インチのFホイールに前後インボードディスクの構成を踏襲する。後輪は18インチから17インチに改められた。ホイールは黒塗りのブーメランコムスター。Fウインカはカウルにビルトイン、ミラー、メーターのマウントもカウル側。テールのライトまわりの処理も一体デザインとされた従来モデルイメージを引き継ぐ。タンクニーグリップ部分左側に大きな大きな燃料コックを埋め込む処理はVF750F(1982)で初採用されたもの。1986年にVT250FGへモデルチェンジ。

 発売 1984 全長 2015mm 全幅 730mm 全高 1155mm 軸間距離 1385mm シート高 - 最低地上高 -mm 重量 152kg 乾燥重量 - 整備重量 -kg 水冷4サイクルV型横置2気筒 248cc ボア*ストローク 60*44mm 圧縮比 11 最大出力 40ps/12500rpm 最大トルク 2.3kg ・m/11000rpm 始動方式 セル 潤滑方式 - オイルポンプ型式 - オイルフィルター型式 - 点火方式 -  キャブレタ - 点火プラグ - クラッチ - 変速機 6速 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター - トレール - Brake F - Brake R - SusF - Dumper F - SusR - Dumper R - TyreF 100/90-16 TyreR 110/90-17 タンク容量 -L オイル容量 -L バッテリ - 登坂力 -度  定地燃費 -km/L 車両価格 \449000-(1984)japan 

VT250Z (1984)

 水冷4stDOHC Vツイン248cc。VT250F(1984)のカウルレスバージョンだが、この2世代目VTのカウルはタンクと一体デザインのためタンクも別物になる。車体は基本的にかわらず、スペックもそのまま。ブーメランコムスターのホイールが黒塗りからシルバーに改められているのも外観上の違い。

 発売 1984 全長 2015mm 全幅 730mm 全高 1050mm 軸間距離 1385mm シート高 - 最低地上高 140mm 重量 152kg 乾燥重量 - 整備重量 -kg 水冷4サイクルDOHC.V型横置2気筒 248cc ボア*ストローク 60*44mm 圧縮比 11 最大出力 40s/12500rpm 最大トルク 2.3kg ・m/11000 rpm 始動方式 セル 潤滑方式 - オイルポンプ型式 - オイルフィルター型式 - 点火方式 トランジスタ キャブレタ - 点火プラグ - クラッチ - 変速機 6速 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター - トレール - Brake F - Brake R - SusF - Dumper F - SusR - Dumper R - TyreF 100/90-16 TyreR 100/90-17 タンク容量 14L オイル容量 -L バッテリ - 登坂力 -度  定地燃費 -km/L 車両価格 \429000-(1984)japan 

VT250F INTEGRA (1985) インテグラ

 水冷4stDOHC Vツイン248cc。VT250F(1984)のフルカウル仕様で、VT250Fの3年連続クラスベストセラー、累計販売台数10万台達成の記念モデル。ホンダ特約店(ウイング店)のみで販売された。VT250F INTEGRA(1983)と同形状のフルカウルを装備するほか、Fインボードディスクがコンベンショナルな穴明きタイプのダブルディスクに換装されている。またFフォークにTRAC(アンチノーズダイブ機構)を装備。基本スペックは従来モデルと変わらず。

 発売 1985 全長 2015mm 全幅 730mm 全高 1155mm 軸間距離 1385mm シート高 765mm 最低地上高 -mm 重量 152kg 乾燥重量 - 整備重量 -kg 水冷4サイクルDOHC4バルブV型横置2気筒 248cc ボア*ストローク 60*44mm 圧縮比 - 最大出力 40ps/12500rpm 最大トルク 2.3kg ・m/11000rpm 始動方式 セル  潤滑方式 - オイルポンプ型式 - オイルフィルター型式 - 点火方式 - キャブレタ - 点火プラグ - クラッチ - 変速機 6速 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター 26°20 ′ トレール 97mm  Brake F - Brake R - SusF - Dumper F - SusR - Dumper R - TyreF 100/90 -16 TyreR 110/90 -17 タンク容量 14L オイル容量 -L バッテリ - 登坂力 -度  定地燃費 -km/L 車両価格 \469000-(1985)japan 

VT250F Limited Edition (1985) リミテッド エディション

 水冷4stDOHC Vツイン248cc。VT250Fの3年連続クラスベストセラー、累計販売台数10万台達成を記念してのスペシャルカラーモデル。同様の記念モデルVT250F INTEGRA(1985)はホンダ特約店(ウイング店)のみでの販売だったが、こちらはそういった制約はなかった。スペックや外観に従来モデルと変更はなく、スペシャルカラーのみ。2代目VT250F(VT250FE)の最終仕様となった。

 発売 1985 全長 2015mm 全幅 730mm 全高 1155mm 軸間距離 1385mm シート高 765mm 最低地上高 -mm 重量 152kg 乾燥重量 - 整備重量 -kg 水冷4サイクルDOHC4バルブV型横置2気筒 248cc ボア*ストローク 60*44mm 圧縮比 - 最大出力 40ps/12500rpm 最大トルク 2.3kg ・11000m/rpm 始動方式 セル  潤滑方式 - オイルポンプ型式 - オイルフィルター型式 - 点火方式 - キャブレタ - 点火プラグ - クラッチ - 変速機 6速 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター 26°20 ′ トレール 97mm  Brake F - Brake R - SusF - Dumper F - SusR - Dumper R - TyreF 100/90-16 TyreR 110/90-17 タンク容量 14L オイル容量 -L バッテリ - 登坂力 -度  定地燃費 -km/L 車両価格 \459000-(1985)japan 

VT250F (1986) VT250FG

 水冷4stDOHC Vツイン249cc。3世代目VT250F。ボディマウントのアッパーフェアリングがそのままタンクを横からカバーする特異なデザインで、ナックルカウル部分にFウィンカを完全にビルトイン。サイドカバーとつながったデザインでスイングアームピボットを覆うアンダーカウルを標準装備。エンジンはスペック表記上1ccアップしており2into1マフラーを採用。2型FEの40ps/12500rpm、2.3kg*m/11000rpmから43ps/12500rpm、2.5kg*m/10500rpmへ出力アップ。F16、R17のホイールは3本スポークのキャストとされ、ボディ同色の塗装仕上げ。Fインボードディスク、Rドラム。Rショックはド・カルボン式にグレードアップされている。

 発売 1986 全長 2030mm 全幅 715mm 全高 1140mm 軸間距離 mm シート高 745mm 最低地上高 -mm 重量 146kg 乾燥重量 - 整備重量 -kg 水冷4サイクルDOHC4バルブV型横置2気筒 249cc ボア*ストローク 60*44.1mm 圧縮比 - 最大出力 43ps/12500rpm 最大トルク 2.5kg ・m/10500rpm 始動方式 セル  潤滑方式 - オイルポンプ型式 - オイルフィルター型式 - 点火方式 - キャブレタ - 点火プラグ - クラッチ - 変速機 6速 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター 26゜05′ トレール 100mm  Brake F - Brake R - SusF - Dumper F - SusR - Dumper R - TyreF 100/90-16 TyreR 120/80-17 タンク容量 13L オイル容量 -L バッテリ - 登坂力 -度  定地燃費 -km/L 車両価格 \479000-(1986)japan 

VT250F SpecialEdition (1986) スペシャルエディション

 水冷4stDOHC Vツイン249cc。VT250F(1986)の限定カラーモデル。パールホワイトを基調にパステルカラーのラインをあしらい、マフラーにはアルミの装飾板が巻かれる。価格は\10,000-高。

 発売 1986 全長 2030mm 全幅 715mm 全高 1140mm 軸間距離 1370mm シート高 745mm 最低地上高 -mm 重量 146kg 乾燥重量 - 整備重量 -kg 水冷4サイクルDOHC4バルブV型横置2気筒 249cc ボア*ストローク 60*44.1mm 圧縮比 - 最大出力 43ps/12500rpm 最大トルク 2.5kg ・m/10500rpm 始動方式 セル  潤滑方式 - オイルポンプ型式 - オイルフィルター型式 - 点火方式 - キャブレタ - 点火プラグ - クラッチ - 変速機 6速 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター 26゜05′ トレール 100 mm  Brake F - Brake R - SusF - Dumper F - SusR - Dumper R - TyreF 100/90-16 TyreR 120/80-17 タンク容量 13L オイル容量 -L バッテリ - 登坂力 -度  定地燃費 -km/L 車両価格 \489000-(1986)japan 

VT250F (1987)

 水冷4stDOHC Vツイン249cc。1987年はマイナーチェンジだが1982年から始まったVT-Fシリーズの最終型となった。Fインボードディスクがダブルディスクに変更されたのがもっとも大きな変更点。フレーム剛性のアップも図られている。スペック的には1kgほどの増加になっている。後継機種にあたる車両はスパーダになる。

 発売 1987 全長 2030mm 全幅 715mm 全高 1140mm 軸間距離 1370mm シート高 745mm 最低地上高 -mm 重量 249kg 乾燥重量 - 整備重量 -kg 水冷4サイクルDOHC4バルブV型横置2気筒 249cc ボア*ストローク 60*44.1mm 圧縮比 - 最大出力 43ps/12500rpm 最大トルク 2.5kg ・10500m/rpm 始動方式 セル  潤滑方式 - オイルポンプ型式 - オイルフィルター型式 - 点火方式 - キャブレタ - 点火プラグ - クラッチ - 変速機 6速 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター 26゜05′ トレール 100 mm  Brake F - Brake R - SusF - Dumper F - SusR - Dumper R - TyreF 100/90-16 TyreR 120/80-17 タンク容量 13L オイル容量 -L バッテリ - 登坂力 -度  定地燃費 -km/L 車両価格 \479000-(1987)japan 

VTZ250 (1987)

 水冷4stDOHC Vツイン249cc。VT-FのネイキッドバージョンVT250Zだがこの年式からVTZ250の名称になった。87年型のVT250F(1987)をベースにしており、同様にインボードディスクブレーキを廃するがVT250F(1987)のFダブルディスクに対してVTZではより大径のシングルディスクを右側に装着する。また前後ホイールに17インチを採用しベースモデルと異なる道を歩むが、これはステアリングにマウントされる丸1灯のライトや3連メーターの質量も考慮されたもの。ホイールには同年CBRシリーズと同デザインのS字断面3本スポークのキャストを履く。車体、エンジンとも基本的にVT250F(1987)と共通で、ダブルクレードルフレームはシルバー仕上げとされ、エンジン下をエンジンガードのようなアンダーカウルが覆う。エンジンスペックはVT-Fと同一。車重は3kg増。スタンダードロードモデルとして素性がよく、高く評価された。発表後3ケ月ほどで新色が追加されている。

 発売 1987 全長 2035mm 全幅 715mm 全高 1070mm 軸間距離 1370mm シート高 745mm 最低地上高 -mm 重量 144kg 乾燥重量 - 整備重量 -kg 水冷4サイクルDOHC4バルブV型横置2気筒 249cc ボア*ストローク 60*44.1mm 圧縮比 - 最大出力 43ps/12500rpm 最大トルク 2.5kg ・10500m/rpm 始動方式 セル  潤滑方式 - オイルポンプ型式 - オイルフィルター型式 - 点火方式 - キャブレタ - 点火プラグ - クラッチ - 変速機 6速 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター 26゜20′ トレール 104 mm  Brake F - Brake R - SusF - Dumper F - SusR - Dumper R - TyreF 100/80-17 TyreR 120/80-17 タンク容量 13L オイル容量 -L バッテリ - 登坂力 -度  定地燃費 -km/L 車両価格 \399000-(1987)japan 

VTZ250 (1988)

 水冷4stDOHC Vツイン249cc。1988年にはVTシリーズの主流であるVT250FSPADAへモデルチェンジしているがネイキッドバージョンのVTZはそのまま存続する。88年モデルはマイナーチェンジで外観的にはホイールが白塗装になったくらいの違いだが、エンジンが見直され、より扱いやすさを求めて最高出力があえて下げられている。スペック的には43ps/12500rpm、2.5kg*m/10500rpm→40ps/12000rpm、2.6kg*m/9000rpm。

 発売 1988 全長 2035mm 全幅 715mm 全高 1070mm 軸間距離 1370mm シート高 745mm 最低地上高 -mm 重量 145kg 乾燥重量 - 整備重量 -kg 水冷4サイクルDOHC4バルブV型横置2気筒 249cc ボア*ストローク 60*44.1mm 圧縮比 - 最大出力 40ps/12000rpm 最大トルク 2.6kg ・9000m/rpm 始動方式 セル 潤滑方式 - オイルポンプ型式 - オイルフィルター型式 - 点火方式 - キャブレタ - 点火プラグ - クラッチ - 変速機 6速 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター 26゜20′ トレール 104 mm  Brake F - Brake R - SusF - Dumper F - SusR - Dumper R - TyreF 100/80-17 TyreR 120/80-17 タンク容量 13L オイル容量 -L バッテリ - 登坂力 -度  定地燃費 -km/L 車両価格 \399000-(1988)japan 

VT250 Spada (1988) スパーダ

 水冷4stDOHC Vツイン249cc。VT250F(1987)の後継車にあたりVTシリーズとしては4世代目にあたる。スーパースポーツの任をCBR250R(1988)に任せ、Vツインの生きる道をライトなイメージの中に模索したファッショナブルなネイキッドモデル。最大の特徴はCASTECと呼ばれるフレーム。アルミ鋳造の中空品でメインチューブ、ピボットまわり、ダウンチューブを一体成型とした画期的なもので、溶接工程の減少は高剛性と軽量化をもたらした。エンジンハバルブ径IN/EX 24/21mm、バルブスプリング圧縮時の荷重ハIN/EX 45/43.9kg。キャブレタはメインボア30.2mm径相当、エアファンネルF/R 77.5/68.5mm長。シフトペダルの操作荷重は5.5kg。サイレンサは2室構造。乾燥重量は140kgでVT250F(1987)から7kgの減量。Fフォークハインナー37mm径。Fブレーキのシングルディスクは大径化され、後輪もディスク化される。ホイールはF16インチがついに17インチとなり、前後17インチ化。シートはダブルシートが前後分割され、タンデムシートはレプリカの座布団に近いものになってしまった。排気管の取り回しを優先しメインスタンドもなくなった。後継車は1991年のゼルビス

 発売 1988 全長 2010mm 全幅 715mm 全高 1020mm 軸間距離 1380mm シート高 740mm 最低地上高 -mm 重量 140kg 乾燥重量 - 整備重量 -kg 水冷4サイクルDOHC4バルブV型横置2気筒 249cc ボア*ストローク 60*41.4mm 圧縮比 - 最大出力 40ps/12000rpm 最大トルク 2.6kg ・m/9000rpm 始動方式 セル  潤滑方式 - オイルポンプ型式 - オイルフィルター型式 - 点火方式 - キャブレタ - 点火プラグ - クラッチ - 変速機 6速 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター 25゜00′ トレール 96 mm  Brake F - Brake R - SusF - Dumper F - SusR - Dumper R - TyreF 100/80-17 TyreR 140/70-17 タンク容量 11L オイル容量 -L バッテリ - 登坂力 -度  定地燃費 -km/L 車両価格 \498000-(1988)japan 

VTR (1998)

  水冷4stDOHC Vツイン249cc。VT系パワーユニットをピボットレスのラダーフレームに搭載するライトスポーツ。後輪支持は角型断面スチール製スイングアーム+モノショック。最高出力の自主規制枠は40psだが中低速域に振り向けたエンジンは敢えて出力を稼がず、スペックは32ps/10500rpm、2.4kg*m/8500rpm。F110/70-17、R140/70-17のホイールは5本スポークのキャストホイールで前後シングルディスクブレーキを装着。乾燥重量は139kg。

 発売 1998 全長 2040mm 全幅 720mm 全高 1050mm 軸間距離 1410mm シート高 780mm 最低地上高 170mm 重量 - 乾燥重量 139kg 整備重量 -kg 水冷4サイクルDOHC4バルブV型横置2気筒 249cc ボア*ストローク 60*44.1mm 圧縮比 11.0 最大出力 32ps/10500rpm 最大トルク 2.4kg ・m/8500rpm 始動方式 セル  潤滑方式 - オイルポンプ型式 - オイルフィルター型式 - 点火方式 トランジスタ キャブレタ - 点火プラグ - クラッチ - 変速機 5速 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター 25゜30′ トレール 98 mm  Brake F - Brake R - SusF - Dumper F - SusR - Dumper R - TyreF 110/70-17 TyreR 140/70-17 タンク容量 13L オイル容量 -L バッテリ - 登坂力 -度  定地燃費 40km/L 車両価格 \429000-(1998)japan 

VT750C2 Shadow (1996) シャドウ

 水冷4stSOHC Vツイン 745cc。輸出車。ファットなタイヤにスポークホイール、ボリューム溢れるクラシックアメリカン。エンジンはSteed600ベース。排気系は2into1だがマフラー内の膨張室は前後気筒で独立とされる。ブレーキはFシングルディスク。F17、R15のスポークホイールに深いフェンダーを装着。シートはタンデムシートが分離しているタイプ。前後サスペンションはカバードとされヒカリモノでファットな演出を図る。ライトはクラシックイメージの砲弾型ライトハウスでメッキ仕上げ。メーターハウスはタンクの上。

 発売 1996 全長 2455mm 全幅 980mm 全高 1110mm 軸間距離 1615mm シート高 700mm 最低地上高 -mm 重量  乾燥重量 229kg 整備重量 -kg  水冷4サイクルOHC-V型横置2気筒 745cc ボア*ストローク - 圧縮比 - 最大出力 43ps/5500rpm 最大トルク 6.1kg ・m/3000rpm 始動方式 セル/キック  潤滑方式 - オイルポンプ型式 - オイルフィルター型式 - 点火方式 - キャブレタ - 点火プラグ - クラッチ - 変速機 5速リタ-ン 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター -  トレール -  Brake F - Brake R - SusF - Dumper F - SusR - Dumper R - TyreF 120/90-17S TyreR 170/80-15M/CS タンク容量 14L オイル容量 -L バッテリ - 登坂力 -度  定地燃費 -km/L 車両価格 \-(1996)輸出車 

VTR1000 FireStorm (1997) ファイヤーストーム

 水冷4stDOHC4バルブ90度Vツイン 995cc。スーパーバイクレースでのDucatiの勢いに対してついにホンダが送り出したツインスーパースポーツ。Vツインエンジンはハーフカウル左右に分割したラジエーターを備える。前後17インチは3本スポークのキャストホイールにトリプルディスク。後輪支持はプロリンク。排気系はスイングアームピボット下で連結され、マフラーは2本出し。Fフォークは正立式。

 発売 1997 全長 2050mm 全幅 710mm 全高 1155mm 軸間距離 1430mm シート高 810mm 最低地上高 135mm 重量 - 乾燥重量 193kg 整備重量 -kg 水冷4サイクルDOHC4バルブV型横置2気筒 995cc ボア*ストローク 98*66mm 圧縮比 9.4 最大出力 93ps/8500rpm 最大トルク 8.7kg ・m/7000rpm 始動方式 セル  潤滑方式 - オイルポンプ型式 - オイルフィルター型式 - 点火方式 - キャブレタ - 点火プラグ - クラッチ - 変速機 5速 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター 24゜50′ トレール 97 mm  Brake F - Brake R - SusF - Dumper F - SusR - Dumper R - TyreF 120/70ZR17 TyreR 180/55ZR17 タンク容量 16L オイル容量 -L バッテリ - 登坂力 -度  定地燃費 22.1km/L 車両価格 \880000-(1997)japan 

VT1100 (1985)

 輸出車。1.1LVツイン搭載のアメリカンモデル。1985年発表。エンジンは90度デュアルピン構造の位相クランクとして1次振動を理論的に打ち消す。


VT1100 C2 Shadow (1995) シャドウ

 水冷4stSOHC3バルブVツイン 1099cc。国内仕様。VT1100(1985)よりモデルチェンジ。1994年IFMAショーにて発表され、1995年国内発売。新設計エンジンは同軸シングルピン構造の位相クランクとしてエンジンの振動を演出する。フレームは鋼管ダブルクレードル。ブレーキは前後シングルディスク。後輪の2本ショックはカバードタイプ。F120/90-18、R140/80-15の太いタイヤとスポークホイール、深いフェンダー、1650mmのホイールベースのロー&ロングのフォルムでクラシックビッグバイクをイメージする。シートはサドル形状でフェンダー上の小さなタンデムシートを別体とする。メーターはスピードのみ。

 発売 1994 全長 2445mm 全幅 965mm 全高 1160mm 軸間距離 1650mm シート高 - 最低地上高 -mm 重量 261kg 乾燥重量 - 整備重量 -kg 水冷4サイクルOHC3バルブV型横置2気筒 1099cc ボア*ストローク - 圧縮比 - 最大出力 48ps/4500rpm 最大トルク 8.7kg ・m/7000rpm 始動方式 セル  潤滑方式 - オイルポンプ型式 - オイルフィルター型式 - 点火方式 - キャブレタ - 点火プラグ - クラッチ - 変速機 5速 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター -  トレール -  Brake F - Brake R - SusF - Dumper F - SusR - Dumper R - TyreF 120/90-18 TyreR 140/80-15 タンク容量 15L オイル容量 -L バッテリ - 登坂力 -度  定地燃費 -km/L 車両価格 \1130000-(1995)japan