SUZUKI - GSX-R


GSX-R(1985)/GSX-R1100 (1992)


GSX-R(1985)

「POWER ENDURANCER GSX-R」「BORN IN CIRCUIT」

 水冷4ストロークDOHC4バルブ横置並列4気筒。1985年4月発売。2世代目GSX-R。59ps/11000rpmを発生するエンジンをMR-ALBOXフレームと呼ぶアルミダブルクレードルフレームに搭載する車体は乾燥重量152kg、パワーウェイトレシオ2.57kg/ps。130mm径35W/35Wハロゲンランプの丸目2灯ヘッドライトを装備する耐久レーサーイメージのカウルを持ち、前後ウインカもビルトインするレーサーレプリカ。アンダーカウルはない。MR-ALBOXは角型断面の4角にリブを持つパイプを使ったアルミフレームで、鉄フレームに比べ6.4kgの軽量化を謳う。フレーム素材はMR787という特殊アルミ三元合金。スタンドはサイドスタンドのみでセンタースタンドはない。制動には前後3枚の多孔式トリプルディスクブレーキに前輪対向2ポッド、後輪対向1ポッドの合計10ピストンのシステムとし、DPBSと呼んだ。フロントフォークのボトムケース前側にブレーキング時の前屈を抑制するANDF、フェンダー上側にスタビライザーを装備。スタビライザーは後端側を跳ねあげたデザインで、ラジエーターへの空気の流入促進に貢献するとされた。後輪懸架はクッションユニットとクッションロッドをクロスさせたCMCタイプのフルフローターサスペンションで、車内奥にあるリヤクッションユニットのプリロードを外側から調整できるRCPLを装備。スイングアームはこれもリブ付角型断面のアルミ。前輪16インチ、後輪18インチホイールでチューブレスタイヤを履く。

 エンジンは構造、材質の見直しを受け、単体重量で66kgとなった。プラグを12mm->10mmに小径化し、吸気バルブ径19mm->21mm、排気バルブ径17->18mmに拡大して吸排気効率を向上、さらにピストンリングを薄肉化してフリクションロスの低減を図っている。TSCCを進化させたニューTSCCエンジンはより完全燃焼に近づけるために真円シリンダヘッドとしている。そのほか吸気抵抗低減のため吸気通路の形状を変更。59psのパワーと同時に45km/Lの低燃費も実現した。ラジエータにはサーモスタット、電動ファンを装備し、オーバークール、オーバーヒート対策としている。排気系は4into1で、各シリンダの燃焼順にエキゾーストパイプを並べることで排気ガスを集合部分から旋回させ、排気スピードを上げ、パワーバンド拡大の効果を得ている。

 メーターパネルはタコメーターを中心に左にスピード、右に水温計を配置し、カウル内にフローティングマウントする。3.4Wのポジションランプを各ヘッドライト内に装備。ハンドルはアルミ鍛造のセパレートタイプ。18Lタンクにはエアプレーンタイプのキャップの前方にブリーザーパイプを設けてレーサーレプリカを印象付けた。マフラーブラケットはアルミダイキャスト。ステップ、ペダルはアルミ鍛造品。

型式:GK71B 発売:1985/4 全長:2090mm 全幅:710mm 全高:1185mm 軸間距離:1425mm シート高:780mm 最低地上高:135mm 重量:-kg 乾燥重量:152kg 整備重量:-kg 乗車定員:2 エンジン型式:- エンジン種類:水冷4サイクルDOHC4バルブ横置並列4気筒 398cc ボア*ストローク:53.0*45.2mm 圧縮比:11.3 最大出力:59ps/11000rpm 最大トルク:4.0kg ・m/9000rpm 始動方式:セル 潤滑方式:ウェットサンプ オイルポンプ型式:- オイルフィルター型式:- 点火方式:フルトランジスタ キャブレタ型式:AS27VW 点火プラグ:- クラッチ形式:湿式多板コイルスプリング 変速機:常時嚙合式6段リターン 変速比:3.166/2.125/1.631/1.333/1.173/1.083 1次減速比:2.212(ギヤ) 2次減速比:3.066(チェーン) フレーム形式:ダブルクレードル キャスター:27°25' トレール:96mm 前ブレーキ形式:油圧ダブルディスク 後ブレーキ形式:油圧ディスク 前懸架方式:テレスコピック 後懸架方式:スイングアーム(フルフローター) 前タイヤサイズ:100/90-16 54H 後タイヤサイズ:110/90-18 61H タンク容量:18L オイル容量:3.0L バッテリ:- かじ取角左右:30° 制動距離:14.0m(50km/h) 最小回転半径:3.3m 登坂力(tanθ):- 定地燃費:45.0m/L(60km/h) 車両価格:\629,000-(1985)japan カラー:ホワイト/ブルー、ホワイト/レッド

GSX-R1100 (1992)

 油冷4stDOHC4バルブインライン4。SACS (Suzuki Advanced Cooling System)、TSCC。輸出車。フルカウルのレーサーレプリカリッターバイク。1992年モデルは角断面アルミチューブによるダブルクレードルのシャーシに倒立式Fフォーク、後輪は角断面アルミスイングアーム+リンク式モノショック。ナックルカウル下にインテークを持ち、ヘッドライトは一枚のガラスレンズの奥に丸目2灯。1100が採用しているガラスレンズはレンズに付いた虫などの汚れを掃除する際傷をつけ難くする配慮からでヨーロッパサイドの要望によるもの。セパレートハンドルのマウントはトップブリッジの上。後輪ショックはリザーバタンク付き。前輪ブレーキは2枚のローターをフローティングし、組み合わされるキャリパはニッシン製異径4ポット。後輪ディスクブレーキキャリパはフローティング式。ブレーキペダルは同軸式でステップにはラバーが付くタイプ。ホイールは3本スポークのキャストホイールで車体色にあわせて3色があった。シートカウル後端にタンデムグリップを装備。メインスタンドは装備しない。カラーは白/青、黒/赤、銀/黒の3パターン。

 発売 1992 全長 -mm 全幅 -mm 全高 -mm 軸間距離 -mm シート高 - 最低地上高 -mm 重量 -kg 乾燥重量 - 整備重量 -kg 空冷4サイクルDOHC4バルブ横置並列4気筒 1127cc ボア*ストローク  -* -mm 圧縮比 10 最大出力 145ps/10000rpm 最大トルク 11.6kg ・m/7500rpm 始動方式 セル/キック 潤滑方式 - オイルポンプ型式 - オイルフィルター型式 - 点火方式 バッテリ キャブレタ - 点火プラグ - クラッチ - 変速機 6速 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター - トレール - Brake F - Brake R - SusF - Dumper F - SusR - Dumper R - TyreF - TyreR - タンク容量 -L オイル容量 -L バッテリ - 登坂力 -度  定地燃費 -km/L カラー:  車両価格 \-(19)japan