SUZUKI - VanVan

VanVan 50 (RV50) (1973)/VanVan 50S (RV50S) (1973)/VanVan50S (RV50S) (1978)/VanVan 75 (RV75) (1973)/VanVan 125 (1972)/VanVan 125S (RV125S) (1972)/

VanVan 50 (RV50) (1973) バンバン50

　空冷2stリードバルブシングル 49cc。バックボーンフレームに前傾シリンダのシングルエンジンを搭載、前後5.40-10の極太タイヤを履くレジャーバイク。車体は後発のVanVan75(1973)と共通。メインフレームに沿ってエアポンプを標準装備する。ホイールは左右分割タイプ。前輪懸架はブーツの付くテレスコピック、後輪はスイングアーム+2本ショック。Fフェンダーはダウンタイプ。排気系は車体左側のアップタイプで、リードバルブの吸気管を車体右側に沿わせるデザイン。排気系は車体左側のアップタイプ。Rキャリアを標準装備した。バリエーションモデルとしてVanVan50S(1973)が存在した。

VanVan 50S (RV50S) (1973) バンバン50S

　空冷2stリードバルブシングル 49cc。VanVan50(1973)のハイグレードモデル。フレームにエンジンガードのダウンチューブをボルトオンし、Fフォークに油圧タイプを採用する。

VanVan 50S (RV50S) (1978)

　空冷2ｓｔリードバルブシングル 49cc。FATな低圧タイヤを履いたレジャーバイク。

VanVan 75 (RV75) (1973) バンバン75 

　空冷2stリードバルブシングル 72cc。バックボーンフレームに前傾シリンダのシングルエンジンを搭載、前後5.40-10の極太タイヤを履くレジャーバイク。車体はバンバン50（RV50）(1973)と共通。フレームにはエンジンガードのダウンチューブをボルトオン。ミッションは4速でクラッチは湿式多板。エンジンにはCCISを採用。メインフレームに沿ってエアポンプを標準装備する。ホイールは左右分割タイプ。前輪懸架はブーツの付くテレスコピック、後輪はスイングアーム+2本ショック。Fフェンダーはダウンタイプ。排気系は車体左側のアップタイプで、リードバルブの吸気管を車体右側に沿わせるデザイン。Rキャリアを標準装備した。タックロールの入るシートは大きさ自体50と同様だが、鋼管スイングアームにピリオンステップが付きタンデムに対応する。75はバンバンシリーズ中で最後発。

VanVan 125 (RV125) (1972) バンバン125

　空冷2st ピストンリードバルブ シングル 123cc。鋼管ダイヤモンドフレームのスリムな車体にF5.40-14、R6.70-12サイズの極太レクタングルタイヤを装着したレジャーバイク。56*50mmのショートストロークエンジンのスペックは11ps/6000rpm、1.4kg*m/5500rpm。始動はキックのみ。湿式多板クラッチに5速ミッションの組み合わせ。アップマフラーが大柄で厚いデザインのシート右側面を沿って取り回される。タックロールの入るダブルシート下に燃料タンクを配置したデザインは、ことさらタイヤの存在感を主張する。状況に応じてタイヤの特性を活かせるよう、手押し式のエアポンプとエアゲージが標準装備された。ブリッジ付きで幅広のハンドルバーに2眼メーター、大径のヘッドライトを装備。前輪懸架はテレスコピック、後輪は鋼管スイングアーム+2本ショック。ブレーキは前後ともドラム式でホイールは左右分割式。Fフェンダーはダウンタイプ。シート後方にはグラブレールを装備する。公称最高速度95km/h。

VanVan 125S (RV125S) (1972) バンバン125S

　空冷2ｓｔシングル　ピストンリードバルブ。FATな低圧タイヤ（レクタングルタイヤ）を履いたレジャーバイク。エンジンはTS125ベース。ステアリングダンパーのように見えるのはエアポンプ。エアゲージも標準で付いてきた。キャンディオレンジ、キャンディ**ブルー、キャンディライムグリーンの3色。ケッチン対策にプライマリーキック。オプションでメインスタンド、タイヤチェーン、リザーブタンクなどが用意された。**RV125のハイグレードバージョンと思われるが未確認**