YAMAHA - B


Bronco (1998)/BW'S (1988)/BW'S Sport (1989)/BW'S (1998)/BW80 (1985)/BW200 (1985)


Bronco (1998) ブロンコ

 空冷4stSOHC2バルブ シングル 223cc。1998年発表。セローをベースにスクランブラー風に仕上げたモデル。エンジンは20ps/8000rpm、1.9kg*m/7000rpmでこのスペックはセローと同値だが、クランクマスを小さくしてピックアップの向上を図り、キャブレタは大径化されている。F2.75-19、R120/80-18のホイールにフロントシングルディスクの組み合わせでディスクカバーは付かない。前後フェンダーはメッキタイプでFダウンフェンダー。


BW'S (1988) ビーウィズ

 空冷2stピストンリードバルブシングル 49cc。6.0ps/6500rpm、0.67kg*m/6000rpmの7ポートシリンダ採用のトルクインダクションエンジンを搭載するスクーターモデル。特徴的なのはF120/90-10、R130/90-10サイズのファットなタイヤの装備。前輪懸架はテレスコピックフォークでストロークは58mm。後輪ストロークは68mm。最低地上高も125mmを確保し、ステッププレート下側までカバーした車体や、防水、防塵を考慮した前後ドラムブレーキなどオフ走行を意識したつくり。FフェンダーをFパネルと一体デザインとしており、フェンダー上ボディに15W/15Wの丸目2灯ヘッドライトを並べる。


BW'S Sport (1989) ビーウィズ

 空冷2stピストンリードバルブシングル 49cc。BW'Sのスポーツバージョンとしてのラインナップだが変更点はカラーリングと異なったパターンのタイヤ程度。黒塗装のボディにツートンカラーのシートを採用し、シート後方にはBW'Sでは飾り程度だったRキャリアが使える大きさとなって装備されている。スペックに変更はない。


BW'S (1998) ビーウィズ

 空冷2stピストンリードバルブシングル 49cc。1998年モデルではシートまわりのデザインを後ろに跳ね上がったファットなデザインとし、Fフェンダーは独立タイプとなっている。F120/90-10、R130/90-10のサイズは変わらないがホイールデザインは5本スポークのキャスト。前輪ブレーキは車体左側のシングルディスク。ハンドルグリップにはブッシュガード、突出した2眼ライトにはスチールのガードパイプ、ボディ下面にはスキッドプレートを装える重装備。サイレンサにはヒートガードをボルトオン。5.5ps/7000rpm、0.57kg*m/6500rpm。


BW80 (1985)

 空冷2stピストンリードバルブ水平シングル 79cc。バルーンタイヤを装備するファンバイクBW200イメージのキッズバイク。エンジンは輸出モデルPW80ベースで4.6ps/5500rpm、0.26kg*m/5000rpmを発生。自動遠心クラッチと3速ミッションを組み合わせる。ミッションはボトムニュートラル式。車体はこの水平シリンダエンジンをバックボーンフレームで吊り、後輪は鋼管モノクロスで支持する。Fフォークはテレスコピック。F19*7-10、R19*9-7サイズのバルーンタイヤを装備。タンクにはBIG Wheelのロゴが入る。灯火類はなく、タンク下にはダミーラジエータを抱える。体重制限があり、乗員40kg以下とされた。


BW200 (1985)

 空冷4stSOHC2バルブシングル 196cc。F25.0*8-12、R23.0*12-9のバルーンタイヤを装備するファンバイク。もともと北米向けとして生産されていたBW200だが1985年のみ国内販売された。国内仕様は67*55.7mmシリンダから14.6ps/7500rpm、1.49kg*m/6500rpmを発生。組み合わせられるミッションは5速。懸架は前輪テレスコピック、後輪角型断面鋼管スイングアームで、フレームは鋼管ダイヤモンド。角型1灯ヘッドライトとテールランプを装備。タンクにはBIG Wheelのロゴが入る。