YAMAHA - SEROW


Serow 225 (1985)/Serow 225 (1989)/Serow 225 (1992)/Serow 225S (1992)/Serow 225 (1993)/Serow 225 (1997)/Serow 225W (1993)/Serow 225W (1995)


Serow 225 (1985) セロー

 空冷4stSOHC2バルブシングル223cc。初代セロー。1985年発表。速く走ることが目的ではなく、足を着いてもよいから、行けなかったところへも行ってみよう。そんな趣旨でヤマハが提案した車がセロー。命名の由来は山岳地帯に生息するカモシカで、タンクにもそのイメージがデザインされる。ヤマハはマウンテントレールとこのジャンルを呼んだ。XT200ベースのエンジンを70*58mmの223ccまでスープアップしたエンジンは20ps/8000rpm、1.9kg*m/7000rpm。始動はキックのみでミッションは6速。このパワーユニットを鋼管ダイヤモンドフレームに搭載する。スイングアームは角型断面アルミでリンク式モノクロス。F2.75-21、R120/80-18サイズでフロントシングルディスクブレーキ、リヤはドラムブレーキ。アップフェンダーとヘッドライトの間に鋼管のグリップが付く点がこの車の性格を物語るもので、このグリップは前からつかんで車体を引っ張りあげるためのもの。このマシンをベースにしたエンデューロマシンTT225 (1986)がある。


Serow 225 (1989) セロー

 空冷4stSOHCシングル223cc。2世代目セロー。1989年モデルチェンジ。セルスターターの採用と外装の変更が主な変更点。タンク容量が7.6Lから8.8Lに増量されている。スチールだったエキパイはステンレス製へ変更され、黒塗装仕上げだったエンジンはガンメタ塗装に変更。基本スペックに変更はない。


Serow 225 (1992) セロー

 空冷4stSOHCシングル223cc。1992年はカラー変更のマイナーチェンジ。


Serow 225S (1992) セロー

 空冷4stSOHCシングル223cc。1992年ラインナップのハイグレードモデル。足回りがグレードアップされており、ステアリングヘッド下ダウンチューブにRショックユニットのリザーバタンクを抱える。ブッシュガードを標準装備。


Serow 225 (1993) セロー

 空冷4stSOHCシングル223cc。1993年セローシリーズには足回りを中心にグレードアップされた225Wが加わるが、従来モデルもそのまま併売された。こちらはカラーリングを変更され、価格は\349000-。


Serow 225W (1993) セロー

 空冷4stSOHCシングル223cc。ウッズライディングというジャンルを切り開いたセローは、1993年、従来モデルSerow225の他に新たに225Wをラインナップ。こちらはRブレーキをディスク化し、Rショックをリザーバータンク付きのビルシュタインタイプとするハイグレードモデル。減衰力調整機能付きのリザーバータンクはダウンチューブに装備される。Fフォークも見直され、フリクションロスを50%低減したとされる。キャッチコピーは「大自然のふところへ。 Mountain Trail」、「森では、フットワークが命だ。」と、強化された足回りを主張する。ヘッドライトには60W/50Wの小型ハロゲンライトを新たに装備、ライト下とRフェンダー脇にアルミバーが用意される。

発売 1993 型式 4JG 全長 - 全幅 - 全高 - 軸間距離 - シート高 - 最低地上高 - 重量 - 乾燥重量 106kg 整備重量 - 空冷4サイクルSOHC単気筒223cc ボア*ストローク - 圧縮比 - MaxP 20ps/8000rpm MaxT 1.9kg*m/7000rpm 始動方式 セル 潤滑方式 - 点火方式 - キャブレタ - クラッチ 湿式多板 変速機 6速 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター - トレール - Brake F シングルディスク Brake R シングルディスク SusF テレスコピック Dumper F - SusR スイングアーム Dumper R - Tyre F - Tyre R - タンク容量 - オイル容量 - カラー: Purplish White Solid1/Deep Violet Solid1, Purplish White Solid1/Forest Green, Purplish White Solid1/Vivid Purplish Red Solid1 車両価格 \369000-(1993)速度警告灯装備車は\10000-高

Serow 225W (1995) セロー

 空冷4stSOHCシングル223cc。1995年はマイナーチェンジ。吸気系の見直しなどを受け、低速域のレスポンス向上を図る。またシートは座面を広げられ、クッション素材も変更された。その他メインスイッチ、クラッチなど8項目の改良を施されている。基本スペックに変更はない。


Serow 225 (1997) セロー

 空冷4stSOHCシングル223cc。1997年はカラー変更のマイナーチェンジ。1998年発表のスクランブラー風モデル、ブロンコのベースモデルとなった。