YAMAHA - TT


TT225 (1986)/TT250 (1980)/TT250R (1993)/TT250R (1997)/TT250R Raid (1994)/TT250R Raid (1995)/TT250R Raid (1996)/TT350 (1986)/TT500 (1978)/TT500 (1979)/TT500G (1980)


TT225 (1986)

 空冷4stSOHCシングル 223cc。セローをベースにしたエンデューロマシン。フレームは基本的に共通で前後のクッションストロークが伸ばされている。後輪懸架は角型断面アルミスイングアームによるリンク式モノクロス。エンジンはセロー (1985)の20ps/8000rpm、1.9kg*m/7000rpmに対して22ps/7500rpm、2.1kg*m/7000rpm。ミッションは6速。灯火類はテールランプのみ装備。チェーンテンショナはスネイルカム式。テールバッグを標準装備。フロントシングルディスクブレーキ。


TT250 (1980)

 空冷4stSOHCシングル 249cc。輸出車。XT250ベースのエンデューロマシン。XTに比べFフォークのグレードアップ、後輪の拡幅化、サイドカバー、シート形状の変更などを受けている。エンジンは排気系などが見直されている。F3.00-21、R5.10-17。後輪支持はモノクロス。スネイルカム式チェーンテンショナ。


TT250R (1993)

 空冷4stDOHC4バルブシングル249cc。徹底した軽量化を施した車体に4stエンジンを搭載。ピュアオープンエンデューロとして1993年発表された。キャッチコピーは「TTならいける、TTならできる。」。フレームは主要部分に角パイプを使ったセミダブルクレードル。ハンドルまわりの軽量化、操作性の向上のためケーブルレスデジタルとされるスピードメーターには、世界初のエレクトロ・ルミネッセント照明を採用し視認性を上げる。ハンドルまわりの抵抗軽減にはイグニッションスイッチをフレームに移すまで徹底して気を遣う。新設計エンジンは吸気系に加速ポンプ付VMタイプキャブレタを使用、エキパイはステンレス管。始動はセルのみで、新開発MFバッテリを横倒しにして搭載し、省スペース、軽量化と利便性に貢献する。オープンエンデューロの場合の利便性は戦闘力になる場面も大いにある。Fフォークはインナー43mm径の正立カートリッジ式でトラベル量は280mm。シート高は895mm。後輪支持は先端部が細くなるテーパー状のアルミスイングアームとリンク部を小型化したモノクロスサスペンション。ホイールトラベルは280mm、車体の路面とのクリアランスは285mm。車体右側にリザーバータンクを設置するRショックは伸び側、圧側ともに減衰力の調整が可能。また前後輪ともクイックリリース機構を採用する。後輪のチェーンテンショナはスネイルカム式。ブレーキは前後シングルディスク。

発売 1993 型式 4GY 全長 - 全幅 - 全高 - 軸間距離 -mm シート高 - 最低地上高 285mm 重量 -kg 乾燥重量 113kg 整備重量 - 空冷4サイクル単気筒DOHC4バルブ 249cc ボア*ストローク -*-mm 圧縮比 - 最大出力 30ps/8500rpm 最大トルク 2.8kg*m/7000rpm 始動方式 セル 潤滑方式 - 点火方式 - キャブレタ Y30P クラッチ - 前進6段リターン 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム 鋼管セミダブルクレードル キャスター - トレール - Brake F シングルディスク Brake R シングルディスク SusF テレスコピック Dumper F - SusR スイングアーム Dumper R - Tyre F - Tyre R - タンク容量 - オイル容量 - カラー:PurplishWhite Solid1, Deep Violet Solid1 車両価格 \469000-(1993) 速度警告灯装備車は\10000-高 

TT250R (1997)

 空冷4stDOHC4バルブシングル249cc。1993年モデルから基本スペックに変更はない。97年モデルではテールバッグを標準装備。スイングアームピボットまわりのフレームにはレイド同様にアルミプロテクターを採用する。これはブーツでフレームが擦られるのを防止するためのもの。


TT250R Raid (1994) レイド

 空冷4stDOHC4バルブシングル249cc。TT250Rをベースに60/55Wの大型ヘッドライト、16.0L容量の大型タンクを装備したバリエーションモデル。足つきを考慮してホイールトラベル量を前後とも20mm短い260mmに設定。これによりシート高も20mm下がり875mmとなっているが、ラリーモデル風大型サイドカバーによりその印象はない。シート自体も長距離走行を考慮して拡幅化されており、クッション素材も見直されている。ヘッドライトまわりにはアルミパイプによるガードが付く。エンジンや足回りなどの基本スペックに変更はない。


TT250R Raid (1995) レイド

 空冷4stDOHC4バルブシングル249cc。1995年はマイナーチェンジ。エンジンは低速域の特性を見直されるがスペック表記は変わらず30ps/8500rpm、2.8kg*m/7000rpm。スイングアームピボット部分に、ブーツが擦れてフレーム塗装が傷むのを防ぐアルミプロテクターを採用した。ヘルメットホルダーはピンが回転する方式のものに変更。


TT250R Raid (1996) レイド

 空冷4stDOHC4バルブシングル249cc。1996年はマイナーチェンジ。直進安定性、走破性の向上を目的として足回りの設定変更が行われている。外観的にはカラー変更の他ウインドスクリーンを標準装備。基本スペックに変更はない。


TT350 (1986)

  空冷4stDOHC4バルブ シングル 346cc。XT250Tのパワーユニットのボアを13mm広げたエンジンを搭載するエンデューロレーサー。エンジンスペックは32ps/7000rpm、3.43kg*m/6000rpmで6速ミッションを組み合わせる。後輪支持は角型断面アルミスイングアームによるリンク式モノクロス。F80/100-21、R100/100-18サイズでフロントシングルディスク。輸出モデルとして販売されていたが1986年に国内販売されている。


TT500 (1978)

  空冷4stSOHCシングル 499cc。輸出車。XT500ベースのエンデューロマシン。エンジンは圧縮比をXTの8.3から9.0まで高め、足回りの強化も図られている。後輪支持は鋼管スイングアーム+レイダウンされた2本ショック。エンジン下をエンジンガードが覆う。

発売 - 全長 - 全幅 - 全高 - 軸間距離 1420mm シート高 - 最低地上高 - 重量 123kg 乾燥重量 - 整備重量 - 空冷4サイクル単気筒 OHC 499cc ボア*ストローク 87*84.0mm 圧縮比 9.0 最大出力- 最大トルク - 始動方式 キック 潤滑方式 - 点火方式 - キャブレタ - クラッチ - 前進5段リターン 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター - トレール - Brake F ドラム Brake R ドラム SusF テレスコピック Dumper F - SusR スイングアーム Dumper R - Tyre F - Tyre R - タンク容量 - オイル容量 - 車両価格 \-(1978) 

TT500 (1979)

  輸出車。空冷4stSOHCシングル。XT500がベース。1979年はスイングアームがアルミになる。

発売 - 全長 - 全幅 - 全高 - 軸間距離 1420mm シート高 - 最低地上高 - 重量- 乾燥重量 - 整備重量 - 空冷4サイクル単気筒 OHC 499cc ボア*ストローク 87*84mm 圧縮比 - 最大出力 - 最大トルク - 始動方式 キック 潤滑方式 - 点火方式 - キャブレタ - クラッチ - 前進5段リターン 変速比 - 1次減速比 - 2次減速比 - フレーム - キャスター - トレール - Brake F ドラム Brake R ドラム SusF テレスコピック Dumper F - SusR スイングアーム Dumper R - Tyre F - Tyre R - タンク容量 - オイル容量 - 車両価格 \-(1979)

TT500G (1980)

 空冷4stSOHCシングル 499cc。輸出車。輸出仕様XT500をベースにしたエンデューロマシン。スイングアームを角型断面アルミ材に変更。シートがより厚くされている。