YAMAHA - Family Bike


Carrot (1979)/Chappy LB50II-A (1979)/Chappy LB50II-C (1979)/Chappy LB50II-H (1979)/Chappy LB80-2A (1974)/Chappy LB80-2H (1974)/Lyric LD50 (1979)/Malic LC50 (1979)/Passol S50 (1977)/Passola SA50 (1978)/Poet LE50A (1980)/Popgal (1982)/Popgal Special (1982)/Towny MJ50 (1980)/Zippy LB50-1C (1973)/Zuma (2005)


Carrot (1979) キャロット

 空冷2stリードバルブシングル 49cc。Uボーンフレームのシンプルなファミリーバイク。エンジンのベースはパッソルで、最終減速はシャフトドライブ。前後2.00-14のスポークホイール。フロントバスケット、Rキャリアを標準装備する。テールの灯火類ステーをキャリアが兼ねるデザイン。


Chappy LB50II-A (1979)

 空冷2stピストンリードバルブシングル 49cc。1979年モデルはマイナーチェンジ。ヘッドライトが角型になり、フロントバスケットを標準装備した。エンジンは点火方式をCDIに改められている。1979年はクラッチ操作の異なる3タイプが用意されており、LB50II-Aは2速オートマチック。


Chappy LB50II-C (1979)

 空冷2stピストンリードバルブシングル 49cc。1979年モデルはマイナーチェンジ。ヘッドライトが角型になり、フロントバスケットを標準装備した。エンジンは点火方式をCDIに改められている。1979年はクラッチ操作の異なる3タイプが用意されており、LB50II-Cは自動遠心式クラッチ+3速ロータリー式ミッション。


Chappy LB50II-H (1979)

 空冷2stピストンリードバルブシングル 49cc。1979年モデルはマイナーチェンジ。ヘッドライトが角型になり、フロントバスケットを標準装備した。エンジンは点火方式をCDIに改められている。1979年はクラッチ操作の異なる3タイプが用意されており、LB50II-Hは4速マニュアル。


Chappy LB80-2A (1974) チャピィ

 空冷2stピストンリードバルブシングル 72cc。タウンバイクとレジャーバイクの中間的なモデル。昇降性向上を図ってパイプフレームはメインメンバーを押し下げたUボーンと呼ばれるセミアンダーボーンタイプ。その下に水平シリンダのシングルエンジンを吊り下げるからバックボーンフレームの変形ということになる。自動遠心クラッチ+3速。厚いシート下の隙間に燃料タンクを置く独特のデザイン。シート後方にはRキャリアを標準装備。前後4.00-8の左右分割型ホイールにバルーンタイヤを履く。Fフォークはテレスコピックタイプ、後輪支持はスイングアーム+2本ショック。他にスポーツバージョン LB80-2Hが用意された。


Chappy LB80-2H (1974) チャピィ

 空冷2stピストンリードバルブシングル 72cc。チャピィ LB80-2A (1974)に用意されたスポーツバージョンで、クラッチ+4速ミッションの仕様。


Zippy LB50-1C (1973) ジッピィ

  空冷2stリードバルブシングル 49cc。メイト系エンジンをバックボーンをモノコック調に発展させたプレスフレームに搭載するレジャーバイク。ステアリングヘッド手前まで伸ばされた大型シート、F2.50-14のスポークホイール、R5.00-8の左右分割ホイールにバルーンタイヤの組み合わせが独特。Fフォークはテレスコピック、後輪支持は鋼管スイングアームと2本ショック。フレームと一体デザインのRフェンダーに沿ってチャンバーを設置するエンジンは自動遠心式クラッチの3速ミッションを搭載。小さなRキャリアを標準装備。他にハイグレードバージョンが存在し、こちらは4速ミッション+湿式多板クラッチに花柄デザインのシートを採用した。公称最高速度70km/h。


Lyric LD50 (1979) リリック

 空冷2stリードバルブシングル 49cc。マリックの廉価モデルで、フレームはUボーンの変形。シートレールがシートポストになっている。水平シリンダのオートチョーク付きCDI点火エンジンはパッソルをベースとし、変速機は無段変速。最終減速はシャフトドライブ。シート後方にテールランプのステーを兼ねるキャリアが付くデザイン。小さなレッグシールドを装備。ヘッドライト上にはバスケットも付く。5本スポークのプレスホイールは前後2.75-10。


Malic LC50 (1979) マリック

 空冷2stリードバルブシングル 49cc。車体はチャピィのような昇降性向上を図ってメインメンバーを押し下げたUボーンと呼ばれるセミアンダーボーンパイプフレーム。その下に水平シリンダのシングルエンジンを吊り下げるからバックボーンフレームの変形ということになる。水平シリンダのエンジンはパッソーラをベースとするCDI点火エンジンでミッションは自動変速2段、最終減速はシャフトドライブ。前後3.50-10の5本スポークプレスホイール。シート後方にテールランプのステーを兼ねるキャリアが付くデザイン。小さなレッグシールドを装備。ヘッドライト上にはバスケットも付く。廉価モデルとしてリリックが用意された。


Poet LE50A (1980) ポエット

 空冷2stピストンリードバルブシングル 49cc。Uボーンの変形ボディに水平シリンダエンジンを抱え、前後3.50-10のリムとスポークが別体のホイールを装備するソフトバイク。3.6ps/5500rpm、0.56kg*m/4000rpmのエンジンに3段自動変速機を組み合わせる。フロントバスケットを標準装備。Rキャリア下に燃料タンクを置く。


Popgal (1982) ポップギャル

 空冷2stピストンリードバルブシングル 49cc。若い女性ユーザーをターゲットにしたアメリカン調ソフトバイク。Vボーンとでも呼ぶような鋼管バックボーンフレームにブラックアウトされた水平シリンダエンジンを吊るす。マフラーはメッキ仕上げのショートメガホンで後端を斜めに切り落としたクリフカットタイプ。F2.25-14、R3.00-12のスポークホイールを懸架するのは前輪テレスコピックフォーク、後輪スイングアーム+2本ショック。ステアリングヘッド後ろに3.2Lの燃料タンクを載せた特異なデザイン。始動方式にキック仕様とセル/キック併用を選択することができ、セル付は\10000-高だった。


Popgal Special (1982) ポップギャル

 空冷2stピストンリードバルブシングル 49cc。ポップギャルのハイグレードバリエーションモデル。前後フェンダーをクロムメッキ仕上げとし、モールを配したブラウンのシートを採用。スペックに変更はない。セル/キック併用式でノーマルのセル付モデル+\3000-。


Towny MJ50 (1980) タウニィ

 空冷2stピストンリードバルブシングル 49cc。男性向けに発表されたソフトバイクで、CMにはサックス奏者 渡辺貞夫氏を起用した。プレスによるシンプルなボディでF2.00-16、R2.25-14のホイールを装備した。最終減速はシャフトドライブ。ミッションは2速自動変速。前後に小さなキャリアを標準装備。


Zippy LB50-1C (1973) ジッピィ

  空冷2stリードバルブシングル 49cc。メイト系エンジンをバックボーンをモノコック調に発展させたプレスフレームに搭載するレジャーバイク。ステアリングヘッド手前まで伸ばされた大型シート、F2.50-14のスポークホイール、R5.00-8の左右分割ホイールにバルーンタイヤの組み合わせが独特。Fフォークはテレスコピック、後輪支持は鋼管スイングアームと2本ショック。フレームと一体デザインのRフェンダーに沿ってチャンバーを設置するエンジンは自動遠心式クラッチの3速ミッションを搭載。小さなRキャリアを標準装備。他にハイグレードバージョンが存在し、こちらは4速ミッション+湿式多板クラッチに花柄デザインのシートを採用した。公称最高速度70km/h。


Zuma (2005)

  北米向けスクーター

 モデル名:2005年YW50Tを対象としてリコール情報アリ

  対象車台番号:SA20A-600101 to 603182

 USヤマハのリコール情報より転記:

  Factory Modification Campaign - Brake Replacement. Yamaha Technical Bulletin M2004-020 「In some of the affected vehicles, the friction material could separate from the brake shoes because of an improper adhesive-curing process during manufacture. If such separation occurs during operation, braking ability with the rear wheel will be reduced or lost, which could cause an accident resulting in personal injury or death to the operator, other motorists, or bystanders. 対象中の何台かの機体について、ブレーキパッドの製造工程の不備により、ブレーキパッドが剥離する可能性がある。この現象が発生した場合、後輪ブレーキの制動力が落ちたり、あるいは後輪ブレーキが効かなくなることがあり、周囲を含め死傷事故に至る可能性がある。」→措置「To correct this defect, Yamaha is initiating a Factory Modification Campaign. Affected Vehicles must have the rear brake shoes replaced with new ones. There will be no cost to the customer for this inspection/repair. リアブレーキパッドを無償交換する。」措置済の識別:特に記載なし。この重大な欠陥について対処済かどうか不明な場合にはヤマハディーラーに確認するように、とされている。「Do not operate affected motorcycles until they are modified. If you are not the first owner of the motorcycle, and are unsure if this modification has been done, contact any authorized Yamaha Motorcycle Dealer to check. Any authorized Yamaha Motorcycle Dealer can perform this service.」

http://www.yamaha-motor.com/sport/fmc/factory_modification_letter_M2004-020.pdf