SUZUKI - TM
TM75 (1975)/TM250 (1973)/TM400 (1971)
空冷2stロータリーディスクバルブ シングル 72cc。競技専用車。公道走行不可のキッズバイク。保安部品を装着して販売されたのがミニクロ75
(1975)。ハスラー50系の前傾シリンダCCISシングルエンジンをバックボーンフレームに搭載。クランク前までダウンチューブが伸びる。エンジン下を通るエキパイはステップの後ろでフレームに沿ってアップするデザイン。懸架方式は前輪テレスコピック、後輪に鋼管スイングアーム+2本ショック。前後フェンダーは樹脂製。フロントはアップフェンダー。
空冷2st ピストンバルブ シングル 246cc。市販モトクロッサー。スズキはこの時期1970、71、72と連続でWMXのメーカータイトルを獲得しているが、そのワークスモトクロッサーRH250の技術をフィードバックして市販されたモデル。73年モデルではカラー変更のみを受けている。エンジンは70.0*64.0mmのショートストロークシリンダから31.0ps/7300rpm、3.10kg*m/6000rpmを発生。ミッションは5速。排気系はクランク下を通ってチャンバが跳ね上がるデザインで、このエンジンを搭載するフレームはシングルクレードルタイプ。前輪テレスコピック、後輪は2本ショック+スイングアーム。F3.00-21、R4.00-18のH型リムでブレーキは前後ドラム式。
空冷2st ピストンバルブ シングル 396cc。市販モトクロッサー。WMX500ccクラスにロジャー・ダコタ選手を配して参戦し初挑戦でタイトルを取ったモデルの技術をフィードバックしたモデル。北米中心にリリースされたが国内販売もされている。82*75mmのシングルシリンダより40ps/6500rpm、4.53kg*m/6000rpmを発生。ミッションは5速。マフラーはダウンタイプ。鋼管ダイヤモンドタイプのフレームに前輪テレスコピック、後輪支持は鋼管スイングアーム+2本ショック。F3.00-21、R4.00-18サイズのH型リム。公称最高速度は115km/h。