YAMAHA - s

SDR (1987)/SRV250 (1992)/SRV250 (1993)/SRV250S (1993)/

SDR (1987)

　水冷2stクランクケースリードバルブシングル 195cc。DT200Rベースのパワーユニットをスリムな車体に搭載するライトウェイトスポーツ。独特のトラスフレームをクロムメッキした車体は単座仕様。メーターもタコメーターを省略した簡素なもので軽量化を第一義とする設計。サイドカバーはエアクリーナボックスを兼ねる。DTベースのエンジンはかなり手が入っており、エキパイはクランク前でとぐろを巻く。F90/80-17、R110/80-17のホイールは中空3本スポークのキャストホイール。ブレーキは前後シングルディスクのリジッドマウント。後輪懸架はフレームと同じくクロムメッキ仕上げのトラス構造スイングアームのリンク式モノクロス。容量9.5Lのスリムなタンクはコーナリングワークなどで体を支えるのに独特の工夫を要求したといわれる。エンジンスペックは34ps/9000rpm、2.8kg*m/8000rpm。ミッションは6速。

SRV250 (1992)

  空冷4stSOHC Vツイン248cc。Traditional V-Twin。ビラーゴ250エンジンを鋼管ダブルクレードルのフレームに搭載したロードスポーツ。VツインエンジンはVバンクにキャブレターを置き、後輪は2本ショック、Fフォークは正立式テレスコピック、ホイールはスポークという文字通りトラディッショナルな仕様。カウルレスの車体には高品位な塗装が施され、タンク上のエンブレムには音叉マークを使用する。サイドカバーにはSRVロゴの立体エンブレムを飾る。丸目1灯のメッキヘッドライト、メッキタイプの2眼メーターを装備。ブレーキはFシングルディスク、後輪はドラム式。スイングアームには角丸四角形断面の鋼管を使用する。メインスタンドは装備されない。この車は1996年のルネッサのベースとなった。

SRV250 (1993)

  空冷4stSOHC Vツイン248cc。Traditional V-Twin。ビラーゴ250エンジンを鋼管ダブルクレードルのフレームに搭載したロードスポーツ。1993年モデルは92年から基本的に変更ない。

SRV250S (1993)

  空冷4stSOHC Vツイン248cc。Traditional V-Twin。ビラーゴ250エンジンを鋼管ダブルクレードルのフレームに搭載したロードスポーツSRV250のグレードアップバージョン。2本式のRショックにピギーバックタイプを採用、ハンドルは25mm低いコンチハンに換装され、メーターバイザーを標準装備する。タンクはツートンカラー。なおRショックに減衰調整などの機能はない。これらの装備により重量は2kgアップしているが、スペックは基本的にSRVと共通で型式も変わらない。ボディはツートンに塗られ、ノーマルより\30000-高。キャッチコピーは「サクッとスポーツライディング」。